公認会計士試験の概要
公認会計士試験は、毎年公認会計士監査審査委員会が開催している国家資格試験です。短答式と論文式の2つの試験があり、受験資格は特にないので年齢や学歴、経験などは関係なく誰でも受験できますが、短答式に合格した人だけもしくは短答式を免除された人だけが論文式に進めます。また学歴や取得資格によっては短答式の全部や、論述式の一部の試験が免除される場合もあるのであらかじめ確認しておきましょう。
短答式試験は、簿記や財務諸評論などの財務会計論と、原価計算やその他企業等の内部の経営者の意思決定及び業績管理に役立つ情報を提供することを目的とする会計の理論である管理会計論、金融商品取引論及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律に基づく監査制度などの監査論、そして会社法、商法、会社取引法などの企業法の4科目が出題されます。財務会計論は全40問で試験時間は120分、配点は200点満点で、他の科目は全20問で試験時間は60分、配点は100満点となっています。また、合格の基準は総得点の7割以上で、1科目でも40点未満の科目があれば合格できません。
更に、論述式試験は、財務会計論と管理会計論を含む会計学と監査論、企業法に法人税法や所得税法といった租税法の4科目に、経営管理及び財務管理の基礎的理論の経営学、ミクロ経済学、マクロ経済学その他の経済理論といった経営学、民法典第1編から第3編を主とし、第4編及び第5編並びに関連する特別法を含む民法、記述統計及び推測統計の理論、金融工学の基礎的理論といった統計学の4科目から1科目する選択科目の計5科目が出題されます。会計学は大問5問の出題で、試験時間は300分、配点は300点満点で、他の科目は大問2問の出題で試験時間は100分、配点は100点満点となっています。合格の基準は概ね52パーセント以上の得点となり、1科目でも4割の正答がないと合格できません。
次に試験の流れについてですが、まず8月中旬から9月上旬にかけて願書が配布され、9月上旬から中旬が出願期間となっています。更に、短答式試験が毎年12月中旬に行われ、翌年の1月中旬に合格発表があります。そして論文式試験は8月の中旬に3日間にわたってそれぞれ午前、午後に1教科ずつ、1日2教科試験が行われて、11月の中旬に合格発表があります。そして、公認会計士試験の合格率についてですが、ここ数年では受験者数は2万人から2万5000人前後で、最終合格者数が2000人前後となっており、合格率は8パーセントから10パーセントを推移しており、難関試験だと言えますが、2006年に試験制度が改正されてからは合格率は多少なりとも伸びつつあるので、しっかり試験対策を立てて勉強すれば合格を手にするにも夢ではないと思います。ただ、公認会計士の資格を得るには会計学や企業法などかなり専門的な知識を身に付ける必要があるので、専門のスクールに通って効率よく勉強することをおすすめします。
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